WEBで動画を配信するためには

11月 29, 2009
BESTグループ

WEBで動画を配信する方法を、動画共有サイト大手「YouTube」や「ニコニコ動画」に習って説明します。

「YouTube」や「ニコニコ動画」の動画配信には「Flash Video」を採用しています。
この「Flash Video」は、どのパソコンにもインストールされているFlashPlayer を使用して見ることができます。
WEBでの動画配信には、他にWindowMediaVideoやQuickTimeを使用して配信ができますが、プラグイン(プレイヤー)のインストールを必要とするため、動画配信には「Flash Video」が一般的に用いられています。

1、Flash Videoのファイル種類
Flash Videoの拡張子は「.swf」「.flv」「.f4v」「.f4p」「.f4a」「.f4b」などがあります。

AdobeFlash専用の形式でエンコードされたビデオファイル。

flvファイルはFlash Player単体では再生できません。
flvファイルを再生するには、制御する用のswfファイルが必要になります。

2、配信方法
Flash Videoのファイル形式によって配信方法が異なります。

[1]埋め込みビデオ(swfファイル)で配信
AdobeFlashで動画ファイルをswfファイルに変換し、Htmlに「embed」タグを用いて埋め込みます。
閲覧者がswfファイルがあるページにアクセスすると、そのswfファイルは閲覧者のパソコンにダウンロードされ、ダウンロード後に再生を開始します。swfファイルは閲覧者のパソコンに残ります。
メリットは、AdobeFlashで1フレームごとに演出ができる点、「ムービーの書き出し」から簡単に埋め込みビデオ(swfファイル)を作成することできる点です。
デメリットは、ファイル容量が大きいと再生まで時間がかかるため長時間の動画配信に不向きな点や、ファイルの二次利用や改ざんなどの恐れがある点です。
[2]swfファイルから外部flvファイルを呼び出して配信(プログレッシブダウンロード形式)
「YouTube」や「ニコニコ動画」で使用されている配信方法です。

閲覧者がswfファイルがあるページにアクセスすると、そのswfファイルはWEBサーバー上にある外部flvファイルを呼び出し、flvファイルをダウンロードしながらswfファイル上で再生します。
swfファイルとflvファイルは、閲覧者のパソコンに残ります。

メリットは、ダウンロードしながら再生するため、長時間の動画配信にも向いてる点、「YouTube」や「ニコニコ動画」を利用すれば、Flash Videoのエンコードやプレーヤインターフェイス(swf)の作成、サーバの調達が不要な点です。
デメリットは、ファイルの二次利用や改ざんなどの恐れがある点、「YouTube」や「ニコニコ動画」では、ビデオ品質をそれはど期待できない点があります。
[3]ストリーミングサーバー(Flash Media Server)を利用して動画を配信
閲覧者がswfファイルがあるページにアクセスすると、そのswfファイルはFlash Media Serverに接続して、Flash Media Serverにある外部flvファイルを呼び出し、swfファイル上でビデオをストリーミンク再生する。
swfファイルは閲覧者のパソコンに残りますが、flvファイルは残りません。
メリットは、ストリーミンク配信のため大容量の長時間動画を配信できる点、二次利用や改ざんがされにくい点です。
デメリットは、ストリーミングサーバは、WEBサーバーよりも非常に高価な点です。

[3]の方法は大予算が組める企業などが対象になります。一般的に動画配信をする場合には[2]の方法で行うのが良いでしょう。AdoveFlash Professional 8から動画ファイルを作ることが簡単になりました。実際の作り方については今後の記事で紹介します。
AdobeFlashをお持ちでない方は、「YouTube」に動画を投稿し、投稿後にもらえる「埋め込みタグ」というのを自分のブログやホームページに埋め込みます。

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