携帯サイトのSEO対策ってどうしたら良いの?

携帯サイトのSEO対策って、やった事がないんですが、基本的にはPCサイトと同じで良いのでしょうか?モバイルサイト特有の事があれば教えてください。(S・T)


S・T様!初のご質問ありがとうございます。
今回は携帯SEO対策についてお答えします。
携帯向けのSEO対策は、基本的にはPCと同じような項目についてSEO対策を行っていきますが、携帯サイトの検索エンジン(google、yahoo)はPC用とは少々違うため、特有のノウハウが必要となります。
まずは携帯サイトの検索エンジンについてご説明します。

1、携帯サイトの検索エンジンについて

携帯の検索サイトで主に使用されているのが、Googleモバイルとyahooモバイルです。
この二つの検索エンジンは3キャリアごとに違います。
重要なのが、携帯検索エンジンの検索結果画面です。
携帯で検索をしたことがある方はわかると思いますが、検索結果画面に表示されるサイトの数はPCの検索結果より非常に少ないのです。
詳しい数でいうと、公式サイト4~5件、モバイルサイト3~5件、PCサイト2~3件が表示されます。
私が使っているauの携帯ではモバイルサイトは3件しか表示されません。
PCサイトにも同じことが言えますが、1ページ目に表示されるのと2ページ目に表示されるのではまったく集客効果が違います。
携帯サイトでは上位3位に入らないと集客はむずかしいということになります。
では、上位3位に表示されるためにはどのようなSEO対策を行っていくのがよいのでしょうか。

2、まずは携帯サイトと認識されましょう

検索エンジンが携帯サイトと認識しないと携帯の検索結果に表示されず、PC用の方に表示されたりなど、制作者の意図しない結果になってしまいいます。
携帯サイトとして認識されるためには、サイト内に「絵文字を使う」「半角カナ」を使うなどがありますが、一番確実なのはドックタイプ宣言(DOCTYPE宣言)を行い、htmlソースの冒頭で携帯ページですよ!と、検索エンジンのクローラーに知らせることが大事です。
下記に3キャリアごとのドックタイプ宣言(DOCTYPE宣言)と共通で使えるドックタイプ宣言(DOCTYPE宣言)を書きましたので参考にしてください。

■ドコモ(docomo、iモードXHTML2.3)
<?xml version=”1.0″ encoding=”Shift_JIS”?>
<!DOCTYPE html PUBLIC “-//i-mode group(ja)//DTD XHTML i-XHTML(Locale/Ver.=2.3) 1.0//EN” “i-xhtml_4ja_10.dtd”>
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml” lang="ja" xml:lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="application/xhtml+xml; charset=Shift_JIS">
■au(WAP2.0)
<?xml version=”1.0″ encoding=”Shift_JIS”?>
<!DOCTYPE html PUBLIC “-//OPENWAVE//DTD XHTML 1.0//EN” “http://www.openwave.com/DTD/xhtml-basic.dtd”>
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml” lang="ja" xml:lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
■ソフトバンク(SoftBank,3GC)
<?xml version=”1.0″ encoding=”Shift_JIS”?>
<!DOCTYPE html PUBLIC “-//JPHONE//DTD XHTML Basic 1.0 Plus//EN” “xhtml-basic10-plus.dtd”>
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml” lang="ja" xml:lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
■XHTML Mobile Profile 1.0(3キャリア共通)
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//WAPFORUM//DTD XHTML Mobile 1.0//EN" "http://www.wapforum.org/DTD/xhtml-mobile10.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">

※3キャリア対応にしたい場合には、「XHTML Mobile Profile」を使用しますが、docomo・auで正しく表示されない場合があります。3キャリアで一番正しく表示させるにはドコモ向けの「iモードXHTML」にするといいそうです。ただし外部CSSが読み込めないなどの制限があります。

3、携帯サイトでは内部対策を重視!

携帯サイトでは被リンクなどの外部対策よりも内部対策が効き目が高いと現在では言われています。
内部対策とはタイトルタグの最適化・見出しタグの使用・サイトボリュームのアップなど、PCの内部SEO対策が参考になります。
・タイトルタグ(<title>)
PCサイト同様、ページタイトルにはそのページの重要なキーワードを記述します。
携帯の場合には全角の10~24文字程度しか表示されないので、短くてもページの意味が伝わるように工夫しましょう。
ブックマークや画面メモではタイトルの10~11文字程度が表示されます。
・metaタグ
metaタグとは、keywordsやdescriptionのことです。
keywordsはサイトのキーワードを5個~10個程度記述しましょう。
descriptionは検索結果画面のタイトルの下に表示されるサイトの説明文です。
30~40文字程度を目安にしてください。
・見出しタグ(h1~h6)
PCサイト同様、SEOに効果のあるタグです。見出しタグの中にはサイトのキーワードが記述されていると効果があります。
h1は1個、h2は1~2個、h3は2個~4個程度が理想です。
・alt属性(代替テキスト)
画像にはaltを記述しましょう。altには画像の説明文を入力します。
ただ携帯ページについては必ずしもaltを記述しなければいけないという制限はありません。
画像が重く、読み込みが遅い機種については画像が表示されず、altだけが表示されるということがあります。
罫線画像やアイコンなどにもaltを記述しているとレイアウト崩れが起きてしまう可能性もあります。
・strongタグ(強調)
PCサイト同様、strongタグは囲んだ部分を強調させるので、SEOに効果があります。
ただ携帯ページの場合にはstrongタグで囲んでも強調されません。
検索ロボット対策として記述しましょう。
内部対策を一通りを行ったあとは外部対策で集客を増やします。

4、外部対策にリスティング広告を使用する

携帯サイトで集客する場合には、リスティング広告が優れています。
まだまだ携帯サイトはPCサイトより数が少なく、競争率も低いのでリスティング広告のキーワードのコストも高くありません。
リスティング広告のキーワードを設定する際に気を付けていただきたいのが、携帯の検索を利用する理由はPCとは違うということです。
携帯はいつでも手元にあるため、暇な時間をつぶすという理由もあります。
そのため、PCでは人気なキーワードも携帯ではまったく人気がないということもあります。
キーワードを設定する際には、携帯の検索を利用する状況などを想像しながら設定していきましょう。
・Googleアドワーズ モバイル(http://www.google.co.jp/adwords/mobile_ads_jp/)
・Yahooリスティング広告モバイル(http://ov.yahoo.co.jp/service/srch_m/index.html?o=JP0604

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