ドメイン

2月 20, 2010
BESTグループ

ドメインとは何ですか?


1.ドメイン

「www」に続く「hp-kaiketsu.com」や「abc.co.jp」の部分のことを、「ドメイン」と呼びます。
ドメインは、ネットワークに接続しているコンピュータがどこに存在しているかを示す
インターネットの中の住所のようなものです。

2.ドメインのしくみ

実際にアドレスで使用されている「ドメイン」は、「abc.co.jp」のように、
ドットより3つの区分で構成されています。

右から、「jp」がトップレベルドメイン、「co」がセカンドレベルドメイン、
「abc」がサードレベルドメインです。

3.トップレベルドメイン

ドメインの「jp」の部分のことを、「トップレベルドメイン」と呼びます。
トップレベルドメインには、国を識別するための「カントリーコード」(Country Code=CC)が
割り当てられています。例えば、日本は「jp」、イギリスは「uk」、フランスは「fr」といった
具合に各国それぞれのカントリーコードを持っており、そのコードは企画によって2文字で
定められています。

これらのカントリーコードの中でもトンガ「to」、ツバル「tv」は、自国内での
ドメイン消化がそれほど見込めないこともあり、名称が覚えやすいため、
海外から積極的に取得されています。

jp      日本                           fi   フィンランド
au   オーストラリア      fr   フランス
ca   カナダ           uk   イギリス
cn      中国              to        トンガ
it        イタリア                       tv        ツバル

4.セカンドレベルドメイン

ドメインの「co」の部分のことを、「セカンドレベルドメイン」と呼びます。

セカンドレベルドメインは、そのWebサイトを運用している組織の種類がわかるように、
2文字のコードで表されます。つまり「組織コード」です。

「co」はcommercialの略で、株式会社や有限会社などの営利法人で使用されます。

「or」はorganizationの略で、社団法人や財団法人などの非営利法人で使われます。

その他、プロバイダなどのネットワーク組織は「ne」、学校法人や専門学校などの
教育機関は「ac」、政府組織は「go」のように定められています。

5.gTDL

カントリーコードの「トップレベルドメイン」と組織コードの「セカンドレベルドメイン」との
組み合わせとは、また異なり、「gTDL」というトップレベルドメインがあります。

「gTDL」は「Generic  Top  Level Domain」の略です。
国を識別するカントリーコードを使用せずに、組織名などを割り当てることができる
トップレベルドメインです。

「co.jp」や「ne.jp」などの場合は、それぞれ「トップレベルドメイン」も「セカンドレベルドメイン」も
組織コードは2文字に定められています。しかし、「gTLD」を使用したトップレベルドメインは、
3文字のコードで定められています。

主に使用されている「gTDL」には、商用の「.com」、ネットワーク組織の「.net」などが
あります。その他に「.info」や「name」といった4文字のコードや「.museum」といった
6文字のコードもあります。

なお、「.com」は厳密に法人でなくても取得できるほか、取得する数の制限もありません。
「意味をもつ単語を利用した.comドメインは取得しつくされている」と言われています。

 gTDL            意味
com                     商業団体
edu                      アメリカ高等教育機関
gov                     アメリカ政府機関
net                       ネットワークサービス
org                       非営利団体
biz                        インターネットビジネス
coop                    非営利団体・共同組合
museum            博物館、美術館
pro                       会計士、弁護士、医師
info                      取得資格不問
name                  個人

6.日本語ドメイン

日本語ドメインは、「産経新聞.jp」「乗換案内.jp」のように、
セカンドレベルドメインに日本語を用いることができます。

ただし、これを使用するためには、ブラウザにプラグインが必要です。
プラグインは、Webブラウザに機能を追加するための補助ファイルのことです。
そのため、普及はいたってませんが、今後の動向に注目したいドメインです。

日本語ドメイン名やプラグインについては、http://jprs.jp/i-Nav/ を参照して下さい。

7.ドメインの調べ方

ドメインを取得するには、まず、希望するドメインが取得可能かどうかを調べます。
多くのレンタルサーバー業者のサイトでは、ドメインの空き状況を調べるページを用意しています。
また、ドメインのみを取得できるサービスもあります。
お名前ドットコム
ムームードメイン

検索ボックス内に、希望する名称を入力し、国コードや組織コードなどをチェックして
[検索]ボタンを押せば、そのドメインが取得可能かをチェックすることができます。

8.ドメインの取得

ドメインの取得には、初期費用としての取得費用と、維持費としての管理料が発生します。

通常、Webサイトを開設するには、そのHTMLファイルなどを置いておくサーバースペースが
必要になります。そのサ
ーバーをレンタルする場合、ドメインの取得サービスがセットになっている
ことが多く、ドメインの取得の際にはそのサービスを利用するのがおすすめです。
ドメイン取得費だけでなく、サーバーの容量や、月々のレンタルサービスの料金など、
環境に応じて、ニーズに合ったレンタルサーバー会社を探しましょう。

No comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>